大仙市太田町国見夏瀬237 (令和7年7月28日)
東経140度34分51.36秒、北緯39度32分15.70秒に鎮座。
この神社は、JR田沢湖線・鶯野駅の南東3km程の辺り、夏瀬の街外れに鎮座しております。
御祭神 品陀和気命・息長帯比売命
由緒
当社由来は開拓の歴史を抜きに語れない。それは開墾のための水をもとめての血と汗の結晶である。
亦、開発の苦楽をめぐる隣接米沢地区との縁は特に深く、現在も両社互いに例祭への礼は欠かしたことがない程である。
延宝5年、玉川を水源とする上・下両堰が斉内川までの完成をみた。さらに斉内川から窪関川への堀削で上堰は延宝6年完成。
だが下堰は堀削されず、折角開発された田地が荒廃する有様で、願い出て下堰も漸く貞享元年に通水した。
以後、開発も順風、耕地面積190町歩余、戸数147を数える(正徳5年)に及び、その成就に感謝、更に五穀豊穣祈願の誠をつくすとして、打ち直し検地を翌年に控えた正徳4年4月14日、下堰の西を流れる横堰添いの清泉夏瀬近くを卜(うらない)し八幡大神を勧請、併せて息長帯比売命を祀ったのである。
以来、この地国見の総鎮守として、上・下両堰の守護神として尊崇を集め、明治6年村社に列せられ、さらに昭和2年、幣帛供進社に指定されている。
奉納絵馬の中、天明4年8月15日の銘がある「連句額」は、当代文化の稀小資料であり、大仙市文化財に指定されている。亦、県指定文化財の「国見ささら」も例祭に際し奉納される。
秋田県神社庁公式サイト より。
神社入口
鳥居
拝殿
木鼻の狛犬
拝殿内部
本殿
石碑
頭だけの鹿島様。大仙市清水の八幡神社参照。