片山神社

名古屋市東区芳野2-4-28 (平成24年4月28日)

東経136度55分23.50秒、北緯35度11分04.08秒に鎮座。

この神社は、名鉄瀬戸線・尼ヶ坂駅の東側すぐの高台に鎮座しております。熱田台地の北外れにあたるこの地は現在も豊かな緑が残され、鬱蒼とした境内は名古屋市内とは思えない程静かな雰囲気となっております。

社殿によれば和銅二年(709)の創建とある。延喜式神名帳にもみえている古社で、山田郡鎮座、十九座の首位にあり、また国内神名帳には従三位片山天神とある。祭神は安閑天皇と国狭槌尊の二神を祭る。安閑天皇の御生母が、尾張連の祖の媛であったところからこの地に祭られたと伝えられる。
名古屋市教育委員会

「尾張名陽図会」に見る片山神社。これは蔵王権現なり。延喜内にして本国帳に従三位片山神社とあり・・・と書かれています。

御祭神は安閑天皇と国狭槌尊だといってますが、江戸時代には蔵王権現とも呼ばれていたようです。仏教臭いので、明治になり、御祭神を取り替えられたと思われます。

神社入口

鳥居と社号標

境内

手水舎

拝殿

拝殿前の岡崎型狛犬
(昭和3年(1928)11月建立)

奥門

僅かに窺う本殿の屋根

白山社 浅間社

南西側入口

不明

末社群と狛犬

渋い顔の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(明治28年(1895)12月建立)
稲荷社 玉津嶋社 金刀比羅社
香良須社 秋葉社

中ほどにある、神門と社号標。現在は使われていないようです。

社務所

保存樹ムクノキ